タダの授乳成分でない、ラクトフェリン

ラクトフェリンとは?

ラクトフェリンは哺乳類の母乳に多く含まれています。私たちの体の中でも唾液や涙などにも含まれていますが、ごくわずかとなり主に多いのは授乳中の母乳となります。とくに初乳には多く含まれており、3〜4日までの授乳は赤ちゃんにとって重要だといわれています。

 

■ 初乳に含まれる量
初乳1mlに対し、6mgくらいのラクトフェリンが含まれています。これが3〜4日くらい続くため、赤ちゃんに最初の乳を与えることは重要です。通常の母乳では2mgですから、どのくらい量が多いのかがわかるでしょう。

 

■ ドロッとしたクリーム色
初乳は通常の母乳と比べて色や見た目が違います。ドロッとしていて、色も白ではなくクリーム色です。このなかには赤ちゃんの免疫力に必要な抗体や、ラクトフェリンが含まれているため、産後〜1週間くらいに出る母乳はできるだけ与える必要があります。

 

■ 新生児が摂取できるラクトフェリン
赤ちゃんはまだ消化器官が未発達なため、熱や酸に弱いラクトフェリンを体に取り込むことができます。これは赤ちゃんをウイルスや細菌から守る働きがあり、免疫機能を整えたり、腸内環境を良くする働きもあります。大腸菌などの悪玉菌を減らす力を持っているため、腸のバランスを整えるためにも与えたい成分です。

大人はサプリメントで

日本で母乳は一般に流通していませんから、母乳に含まれるラクトフェリンを摂取することはできません。そもそも大人は消化器官が発達しており、ラクトフェリンのようなたんぱく質は胃酸で分解してしまい、腸に届けることができないのです。そのため大人が補給する場合は、サプリメントが活用されています。

 

■ 酸や熱で壊れる
ラクトフェリンは非常に不安定です。抽出する際の熱で壊れたり、口に入れる際の胃酸でも分解されてしまいます。赤ちゃんの胃はまだ酸が強くないため、胃で分解せず腸までラクトフェリンを届けることができています。これを大人も同様に得るためには、胃で溶けず腸で加工されたサプリメントを使用しなければなりません。

 

■ 1日に必要な摂取量
ラクトフェリンは1日にどのくらい摂取すれば効果が得られるか、具体的な数値がありません。ビタミン剤と一緒で食品の一種ですから、どのくらい摂取すべきかは明確にされていません。しかし、1日100〜300mg摂取できるラクトフェリンサプリメントが多いことから、健康対策ならこの量で十分だと考えられるでしょう。

 

■ 腸溶性サプリメント
大人の場合胃でラクトフェリンが分解されてしまうため、腸まで届けるには腸溶性サプリメントが有効です。胃で溶けないようカプセルに入れたり、コーティングした商品のことです。

授乳中のラクトフェリン

母乳にラクトフェリンが含まれているなら、授乳中に使うといいのでは?と考える方もいるかもしれません。母乳に含まれているのは、母体が食べたものから作られた成分で、摂取したラクトフェリンがそのまま母乳に出るわけではありません。

 

■ ラクトフェリンはたんぱく質
ラクトフェリンはたんぱく質の一種のため、体に取り込めば当然分解されることになります。胃酸で分解されるとアミノ酸やペプチドに変化し、腸から吸収し再合成されて体の成分になります。胃で溶けず腸まで届く場合は、ラクトフェリンとして吸収され体に行き渡ると考えられています。しかし、ラクトフェリンがそのまま母乳と同等のラクトフェリンとして使われるわけではないのです。
 
■ バランスの良い食事が必要
授乳にて赤ちゃんにラクトフェリンを届けるなら、バランスの良い食事が一番です。ビタミンやミネラル、たんぱく質、脂質など様々な栄養素が必要となります。ラクトフェリンはたんぱく質ですから、食事でたんぱく質をとることはもちろんのこと、合成する補助的な成分も必要となります。

 

■ ママが飲むとママのために
授乳中のママがラクトフェリンを飲むと、それはママ自身の健康管理になります。風邪などの感染予防、腸内環境の改善などに役立てられます。

 

ラクトフェリンのまとめサイト 

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がん予防に

ラクトフェリンはがん予防の成分として、数々の研究が行われています。腸内環境を整えるだけでなく、NK細胞を活性化させ発がん予防に効果があるともいわれています。将来的にはがんの治療薬に添加される日も近いかもしれません。

 

■ 発がんを抑制
ラットに発がん物質を与えると、大腸がんが発症します。そのなかで発がん物質と、ラクトフェリンを混ぜた餌を与えたところ、60%の発がん率が20%程度まで抑制させることがわかっています。がんを抑制させる効果は、大腸がんだけでなく、様々な臓器へも効果的だといわれています。

 

■ 大腸ポリープの抑制
大腸にポリープがあると、その一部はがん化するともいわれているため、切除手術が行われます。良性のうちに取りのぞいておくことで、がん化するのを防ぐわけです。しかし、手術をしないでどうにか縮小できないものか考える方も多いでしょう。ラクトフェリンを使った研究では、長期間服用を続けることで大腸ポリープの抑制効果があることが認められました。

 

■ NK細胞の活性化
NK細胞はがんを抑制させる免疫細胞のことです。ラクトフェリンを投与した研究では、与えられたマウスのほうがNK細胞の量が増えたのが確認されました。この量はラクトフェリンを増やすほどアップすることがわかっています。

 

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